人の生命は、心臓、肺、腎臓などの様々な臓器の働きによって維持されています。これらの臓器の働きが、病気や事故などによって失われると、生命の維持が難しくなり、生活に重大な影響が及ぶことがあります。臓器移植とは、働きの失われた臓器を、他の人からの提供を受け移植することにより、失われた機能を取り戻そうという医療です。
近年、脳死後の臓器移植が出来るようになったことと今年の法改正後、種々の医療技術の進歩や、移植した臓器が体のもつ免疫によって攻撃されないようにするための免疫抑制薬が進歩したことで、以前より移植できる臓器が増え、移植の成績も向上してきました。一方、日本では、脳死後の移植が欧米諸国に比べて少なく、移植を希望する方の数に比べて、実際に移植が行われる数がまだ少ないといった現状があります。
日本で臓器移植を受けた人は、1992年までの10年間で約6,400人に達します。移植希望者が登録され、臓器の提供を待ち、移植にこぎつけるまでの道のりは平坦ではありません。移植を受けた後も、拒絶反応の克服など課題は多いが事実です。しかし臓器移植によって、移植者は新しい命をえて、新しい人生を歩き始めることができるようになります。ここでは臓器移植という医療の実際、その意義をさまざまな角度から検証していきます。
詳しくは
海外渡航臓器移植について、のページを参考にしてください。